B4の設計図らしきコピー1枚を頼りに始めたハウス作りも終盤戦に入った。
骨組みが出来たので、いよいよビニール張りである。
⑧ ハウスのトップ面(屋根部分)にビニールをかぶせる。
ハウスの縦部分(妻面以外)に張るビニールは、大きく「トップ部分」1枚と
「サイド部分」2枚の計3枚に分かれている。まずはトップ部分のビニールを張る。
有識者の話では、「ハウスは時間かければ素人でも作れるよ」とのことだった。
「プロは1人で3日もあればできる。素人1人なら、まぁ〜1ヶ月くらいかかるかな。。」
そう聞いていた私は、「じゃぁ、3週間で作ってやろう!!」と密かに目標を立てていた。
全く無理だった。
周回遅れも1周どころか5周遅れくらい。
そんな目標を立てたこと自体恥ずかしい。。
そして、ビニールを張るときになって、初めて「そもそも1人じゃ無理」なことに気づく。
ビニールが重すぎて、1人で運べないのだ。
トップ部分のビニールは縦6m、横20mの超大きな1枚ビニール。
しかも、通常の透明ビニールではなく、耐久性のある特殊ビニールなので、
通常よりも2倍以上重い。総重量は恐らく100キロを超えているだろう。
なぜ作り始める前に(1人じゃ作れないことに)気づかなかったのか??? 私。。。
アホ過ぎる。。
急遽、助っ人3人に来てもらった。
その内1人はかみさん。実質2.5人の助っ人である。
3人でビニールをハウスそばまで運び、端をロープで結び、反対側から引っ張り上げよう
とした。が、早々にピクリとも動かなくなった。
1人が無理なので2人、2人でも無理なので3人、と人数増やしても全く動く気配がない。
「大きなカブ」の話に出てくるおじいさん・おばあさんの気持ちが分かった気がした。
とにかく、考えつくありとあらゆる方法を試してみた。
先に端を引っ張ってみる。真ん中は後回し。
「引っ張り組」と「持ち上げ組」に分かれてみる。
棒を使ってみる。
トラックに脚立を乗せてそこから引っ張ってみる。
などなど。。。。
結局何時間かかったのだろうか。
4人全員汗だくになり、頭が朦朧となりながら、何とかビニールを張ることができた。
達成感に浸る余裕ある人は誰もいなかった。
それぞれ、体のどこかを痛めていた。
手だったり、
腕だったり、
腰だったり、
脚だったり、
とにかく、手ごわい奴だった。
ボスキャラを倒した後の作業は、非常に楽に感じた。
⑨ ハウスのサイド部分にビニールをかぶせる。
⑩ ハウスの妻面にビニールをかぶせる。
寸法が間違っていたのか、ビニールをしっかり張っていないのか、
理由はともかく一部ビニールが足りなくなってしまい、切れ端を
繋ぎ合わせてなんとか凌いだことなど、かわいいもんである。
あとは仕上げ作業だ。
⑪ ビニールの地面に接地する部分を整える(土の中に埋める)。
⑫ 鉄杭(ネジネジ状になっている)をハウス横にねじ込む。
⑬ 直管パイプを鉄杭頭部分(輪になっている)に通し、ロープで
ハウスと結ぶ。
⑭ 完成。
⑪の作業を実施中の図。
⑫・⑬は台風などの強風対策(風で飛んでいかないよう補強)なので、
まぁ後回しでも大丈夫だろう、、、、ということで、現在も少しずつ作業中である。
こうして、ハウス作り完了の目途が立ち、あとはもみ殻を入れるだけとなった。
苦労して建てたビニールハウスは、まるで4人目の子どもが生まれたようにも
感じている。もうすでに愛着一杯である。
<完>
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れいこ (木曜日, 17 9月 2015 17:50)
ドキドキ(くすくす)はらはら…!ほっ。
一応「完」がついたものの、
続編が永遠に出るんじゃないかしら…。
ハーロム アルマ (金曜日, 18 9月 2015 01:25)
た、確かに。。。。
これで「完」になったら、事業そのものが終わってしまいそうですね。。。
今回「ビニールハウス編」が「完」ということで。 ^ ^;
続編をどうぞお楽しみに!!